可愛いだけじゃない袴

可愛いだけじゃない袴


 

袴でよくある質問があります。

女子袴の紐のリボンは、

左右どちらに締めるのでしょうか?

 

街行くお嬢さんは、左右どちらも見かけますよね。

 

着付けを習われた方なら

何となく聞いたことがあるはずです。

 

 

リボンの位置は

 

一般的に皇室、宮中や学習院などでは右側。

その他の場合は左側です。

因みに着られるご本人側から見て

右側か左側かという感じでしょうか。

 

 

 

右側⬇️                        左側⬇️



 

左側と言うと

 

飾り物は左側(扇子や、根付)

宝塚の袴着付けも左側となっているようです。

 

 

扇子 左側⬇️                                                                              根付 左側⬇️



 

これらを踏まえて袴を見ると

可愛いしインスタ映えするからだけじゃなく

ここで歴史が。。。深いですね(笑)

ちょびっとだけ…紐解いてみましょう。

 

 

袴の起源はとても古くて、実は男性の服装としては

すでに古墳時代には存在していたそうです。

 

奈良、平安時代には貴族階級の礼装として取り入れられて

正式な場での着用は江戸時代まで続いています。

 

そして、今のように

女子学生が袴を履くようになったのは明治のはじめ頃。

 

ところが明治初期に女学校に通っていた生徒たちは

なんと!男性用とされる袴を履いていたとか…

当時は、袴は男性用とされてた為

宮中以外の女性が身につけることはなかったんですね。

 

それから。。。

女学生の制服が本格的に袴に変わっていったのは、

今から約130年前の1889(明治22)年頃。

 



 

学習院女子部の前身である「華族女学校」

創設者の下田歌子によって新しい形の袴が考案されました。

股が左右に分かれていないロングスカート式で

「 行灯袴(あんどんばかま)」「女袴」と呼ばれました。

 

華族女学校や宮中や大奥にゆかりのある

「上流階級の子女が通う学校の制服」として導入され

後に一般の女学校に広まり

袴=女学生のイメージが定着していったんだそうです。

 



 

さて。

話を元に戻しましょう。

 

リボンの左右の位置も大切ですが、

背板を背中にピッタリ付け、

フロントでしっかり結ぶことが最も大切です。

リボンが緩むと袴の着付けも台無しですもんね。

 

 

そんな訳で(笑)

 

見た目も可愛い袴をはいて

楽しくお出かけしましょう。